よくある質問
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- 熱処理について・・・・・・・
- 特定の特殊鋼は、適切な温度、その保持時間、冷却スピードなどを管理し処理することで、その特性を最大限に発揮するように設計されています。
弊社では、引抜き加工の前処理として、主に以下の3種類(熱処理をしていないという意味のものを含めると4種類)をすることがあります。OA ・・・・・ 焼なまし(annerling)の略称。我々はマルエーと呼んでいます。
主に鋼材を軟らかくすることを目的とし、引抜きやその後の加工等をやり易くするために行います。ON ・・・・・ 焼ならし(normalizing) の略称。我々はマルエヌと呼んでいます。
主に内部成分の均一化や、結晶粒の微細化を目的としています。HT ・・・・・ 焼入れ・焼戻し(quenching hardening & tempreing) の略称。
我々はマルエッチ、エッチテーなどと呼んでいます。
主に鋼材を硬くすることを目的としています。OR ・・・・・ 圧延ままの略称? 我々は、マルアールと呼んでいます。
あえて熱処理をしてないことを表現するための言い方、通常は省略します。
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- SGD400-D について・・・・・・・
- JIS G 3123で定められている磨き棒鋼です。
みがき棒鋼用一般鋼材 (JIS G 3108) SGD B を用いて機械的性質を保障した鋼材となりますが、素材 (SGD B) と一般構造用圧延鋼材 (JIS G 3101) の SS400 は、機械的性質に差はなく、SS400 のほうが汎用性も高いと考えられることから、弊社では SS400-D に規格の変更をお願い申し上げています。